予想

小倉大賞典についての血統中心のお話

ども、馬翔です!

今週行われる重賞4つの内の3つ目、小倉大賞典についての見解を書いていきます!

小倉1800mという特異なコース。

一体どんな傾向があるのでしょうか?

一見、不規則!?それでも見えた明らかな傾向!

さて、小倉大賞典の傾向ですが、ハッキリ言って分かりにくいです!(ええ…)

昨年の勝ち馬はデュラメンテ産駒のアリーヴォ。

2、3着はディープインパクト産駒のランブリングアレーとカデナ。

小倉はローカルと一般的に言われていますが、ここだけ見ると主流コースである東京に近く見えます。

ですが、一昨年の1着はサンデーサイレンス系を一切持たない欧州血統のテリトーリアルが1着。

2着は東京2500mというディープ産駒が苦戦する目黒記念に勝ちのあるボッケリーニ。

3着はルーラーシップ産駒のディアンドル。

と、主流とはズレた馬が好走しました。

しかし、2020年はディープ産駒で着内独占…。

と思いきや、さらにその前の2019年はステイゴールド産駒が勝ち、ブラックタイド産駒が馬券に…。

一見傾向が出ているように感じるのに、どうして毎年傾向が変わるのか。

答えは走破時計にあると見ます。

2022年(稍重)勝ち時計1:49.2

12.3 – 12.1 – 12.7 – 12.2 – 11.7 – 12.0 – 11.9 – 12.1 – 12.2

2021年(良)勝ち時計1:45.5

12.5 – 11.311.611.311.311.611.711.7 – 12.5

2020年(良)勝ち時計1:48.3

12.2 – 11.6 – 12.2 – 12.2 – 12.1 – 12.1 – 12.0 – 11.9 – 12.0

2019年(良)勝ち時計1:46.7

12.2 – 11.1 – 12.3 – 12.0 – 11.811.911.711.6 – 12.1

ディープ産駒等、主流馬場に強い産駒が好走した2022年、2020年は道中のペースが遅く、走破時計もかかっており反対にそれらが凡走した2021年、2019年は道中のペースが流れ、走破時計も早かったのです。

道中のペースが緩いと、最後の直線で瞬発力がカギになり道中のペースが速いと最初から最後まで持続して脚を使える持久力の勝負になる。

結果、道中のペースが緩むか緩まないかで血統傾向が分かれていたのです!

メンバー構成から傾向を予測!注目馬はこの馬!

さて、傾向が見えたところでいくつか前提として挙げておきたいのが以下です。

好走する血統パターン
  1. 血統は全体的にトニービン、ロベルト持ちが優秀
  2. 欧州寄りならダンジグやナスルーラ持ちも好走する
  3. 欧州型のサンデー系も◎(ステイゴールド系等)
  4. ディープ系は母系が欧州寄りorヴァイスリージェント持ち

この傾向って中京の好走パターンに似ていますね。しかし、小倉の場合はナスルーラやダンジグといった欧州系も好走する傾向にあります。

これらを踏まえて、主流、非主流、どちらが好走しそうなのか。

今回は、非主流が来る(ペースが流れ、時計が早くなる)と見ます!

理由はレッドベルオーブという快速馬の存在です。

制御が利かないこの馬は大逃げの可能性が大で、他の騎手がそれをわかって勝手に行かせても、この馬がいるだけでペースは確実に流れるでしょう。

それを踏まえて注目馬を発表したいと思います!

カテドラル

1頭目はカテドラルです。すでに同舞台で行われた中京記念で2年連続2着としていますが、どちらも1:46秒台と流れたレースでした。

血統はハーツクライ(トニービン持ち)×ダンジグと欧州寄りの血統で、その好走も納得の血統。

気になるのは開催の進んだ小倉で最内枠だということ。

バイアスは要注目ですが、適正は申し分なし。ここでの好走に期待したいですね。

バジオウ

2頭目はルーラーシップ(トニービン)×ハービンジャーのこの馬。

すでに前走レッドベルオーブのハイペースを受けながら4着と健闘した実績があります。

欧州寄りなのもいいですが、そもそもトニービンは非根幹に強い血統。

1800mに短縮する今回の方が前走より適正面も上がると見て、注目したい1頭です。

ダンディズム

3頭目はマンハッタンカフェ×サドラーズウェルズのダンディズム。

この馬もバジオウ同様、前走レッドベルオーブの作ったハイペースにまくりで対応し、2着と好走しました。

マンハッタンカフェ産駒は平坦や非根幹に強いことから1800mに変わるのはこのにとってこの上ない条件になると見ています。

極端な後方脚質から転換した前走のような走りが出来れば頭まであっても不思議ではありません。

その他、人気ならスクリーンヒーロー(ロベルト&ダンジグ持ち)産駒のウイングレイテスト。穴目(そもそも前述の3頭も中穴ですが…)なら母系にグラスワンダー(ロベルト&ダンジグ)を持つフォワードアゲン、ルーラーシップ産駒のアルサトワでしょうか。

6頭挙げましたが、全頭買ってもなんてことないオッズなので、面白いレースかなと思います!

一応、違うペースで想定してみた場合の注目馬

一応保険を掛けるなら、どちらのペースに転んでも対応できそうな馬として

ヒンドゥタイムズホウオウエミーズ

を挙げておきます。

ヒンドゥタイムズは父がハービンジャーですが、母父はディープインパクト。

どちらのペース対応できても不思議ではありません。

調教等、他のファクターで考えて浮上するなら素直に買い目に入れても良いと思います。

ホウオウエミーズは父ロードカナロア、母父アグネスタキオンで、この馬もどちらとも言えない血統構成です。

ロードカナロアは大箱向きと言われていますが、ロードカナロアがキンカメ産駒なこともあり、母系の要素で大きく様変わりします。

ダイヤモンドSについての血統中心のお話 ども、馬翔です! まずは簡単に先週の振り返りを。(別記事にするには短いので、ここで簡単に書かせていただきます) ...

↑ここでキンカメの引き出しについて話してます!

この馬も例に漏れず、連対以上の成績のレースは全て非根幹距離であり、母系にあるトニービン等の血が主張されているからだと推測されます。

この馬も同様にペース判断に迷ったら入れてもいい1頭かなと思います。

そして、ペースが流れなかった場合(あまり考えたくありませんが…)は

どちらに転んでもも対応できそうな2頭に加え、

レッドランメルトサトノエルドールインテンスライトフォルコメン

が来そう…かな?(僕はこの線は考えていません…)

いつもより多く名前を挙げましたが、買い目を広げても混戦模様で美味しいオッズのため、当たれば大きいとみて、買い目を広めにした3連複で勝負しようかな…?

最終の見解は相方と今から相談して、こちらでアップしたいと思っていますので、良ければ見てみてください!

もし、見て『面白い見方してんな』って思ってくださったら、次回以降も見ていただけると嬉しいです。

ではでは!

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA