予想

京都牝馬Sについての血統中心のお話

ども、馬翔です!

今週は4重賞もあり、嬉しいやら大変やら…

第2弾は京都牝馬Sについてです。

先週の京都記念同様、京都という名前が付きますが、京都競馬場の改修に伴い阪神競馬場で行われる京都牝馬S。

阪神1400mは阪神Cをはじめ、重賞でも阪神CやスワンSをはじめ、数多くの開催があるコースとなっています。

1400mという非根幹距離ということもあり、一筋縄ではいかない?そんなコースを血統傾向から攻略したいと思います。

昨年の勝ち馬から見る傾向

昨年の勝ち馬は今年も出走するロータスランドです。

ロータスランドは父がロベルト。母系にもロベルトを持つタフな血統構成になっています。

注目したいのはサンデーサイレンスの血がないという点とストームキャット(ノーザンダンサー)を持っているという点です。

昨年の同コースで行われた阪神カップ、スワンS、阪急杯はいずれもダイアトニックが勝利しました。

ダイアトニックの父はサンデーサイレンスを持たず、ストームキャットを持っているロードカナロア。

母父はサンデーサイレンスですが、母母方にはさらにストームキャットの親であるストームバードを持っています。

キンカメ系は引き出し型という話をちょうどダイヤモンドSの話の中でしましたが、ダイアトニックはこの母母側の個性が主張されているように思います。

ダイヤモンドSについての血統中心のお話 ども、馬翔です! まずは簡単に先週の振り返りを。(別記事にするには短いので、ここで簡単に書かせていただきます) ...

↑キンカメ系の話はこの記事に書きました。

一昨年の京都牝馬Sの勝ち馬はイベリス。

イベリスもロードカナロア×ボストンハーバーでサンデーサイレンスを持っておらず、ストームキャットを持っていました。

ダノンファンタジーやグランアレグリアのようにディープインパクトを持つ馬も好走したコースではありますが、どちらもG1馬。それくらいの力がないと血統面を度外視した走りは難しいのではないでしょうか。

纏めると

  1. サンデーサイレンスを持っていない(持っていても薄いor欧州色強い母系を持つ)馬
  2. ストームキャットをはじめとしたノーザンダンサー持ちの馬
  3. ロベルト持ちといったような欧州色が強化された馬

      それでは、それを踏まえた注目馬を挙げたいと思います。

      傾向から見えた注目馬

      1頭目はシゲルピンクルビーです。

      欧州色のかなり濃いこの馬はサンデーサイレンスがかなり薄めであり今回の傾向にはマッチしているでしょう。同舞台のフィリーズレビューを勝ったのも納得の1頭。

      以降は1200mばかりを使われていますが、スピード勝負では分が悪い血統。タフさが要求されるこの舞台なら巻き返せるのではないでしょうか。

      2頭目はサブライムアンセム

      ロードカナロア×シンボリクリスエスという、こちらも欧州色の強いサンデーサイレンスが薄い1頭。この馬も同舞台のフィリーズレビューを勝っているのはこの血統が阪神1400mを走る裏付けになっています。

      桜花賞から休養明けで挑んだ同舞台のスワンSは初の古馬混合ということもあり8着と凡走しましたが、ターコイズSを0.2秒差の6着と調子を上げつつ戻る自己条件で期待できる1頭だと思います。

      3頭目はルチェカリーナ

      父のディスクリートキャットはストームキャット(ノーザンダンサー)持ちであり、母父はシンボリクリスエスと、こちらもサンデーサイレンスが薄い1頭。

      前走は同舞台の阪神Cでしたが出遅れが響いたものの6着と善戦。しっかり出せれば持ち前の末脚で好走を期待できる1頭です。

      人気どころのウインシャーロットはスクリーンヒーロー×ジャングルポケットという欧州色がかなり強く、サンデーサイレンスを父系、母系の両方に持ってはいますが、かなり薄めなので今回の傾向にはマッチしているでしょう。

      前走、初の重賞でいきなり2着に好走した勢いはありますが注意すべきは輸送が初めてという点当日の馬体重やパドックは要チェックです。

      昨年の勝ち馬であるロータスランドも血統は先述の通り申し分ないですが、近走は凡走が続いているので、調教やバイアスをしっかりチェックした方が良いですね。

      傾向とはやや反する?それでも注目したい2頭

      既に3頭+実績ありの推定人気上位馬2頭を挙げましたが、3連複を買うとするなら中穴になりそうな馬が多めなので、もう少し広げてもいいかという考えもあり、あと2頭気になっている馬を挙げたいと思います。

      それはララクリスティーヌルピナスリードです。

      どちらも父がもろサンデーサイレンス系なのですがどうして推したいのか。

      それを最後にお話ししたいと思います。

      ララクリスティーヌは既に同コースのスワンSを2着と走っているので適性があるとわかっていますが、一応血統的な話をすると、まずこの馬はミッキーアイル産駒です。

      ミッキーアイルはマイル以下で実績を残した馬で、生まれる産駒もメイケイエール、ナムラクレアといったスプリンターが多く、ララクリスティーヌもその例にもれず短い距離を主戦としています。

      その血統構成は、ディープインパクト産駒ながら母系はデインヒル×ヌレイエフ(ノーザンダンサー)という欧州色の強いものとなっています。

      ララクリスティーヌは母系にフジキセキ(サンデーサイレンス系)までも持っていますが、母父はロベルト系のタニノギムレットであり、欧州色の方が強く出ていると思われます。

      故に阪神1400mで好走できる(できた)ということです。

      ルピナスリードは…

      川田Jが鞍上だからです!(キリッ)

      というのは冗談とも言えないですが一先ず置いておいて。

      ルピナスリードはダイワメジャー産駒であり、ダイワメジャーは母系にノーザンダンサーを持っています。

      そして、母はルパンⅡであり、欧州色が強い血統構成です。先週、欧州色の強い馬が好走するとお話しした共同通信杯を勝利したファントムシーフのお姉さんということになります。

      故に、父がサンデーサイレンス系のダイワメジャーでも、ノーザンダンサーを持ち、母系は欧州色の強い血統構成から好走する可能性の高い1頭だと思っているという訳です。

      以上が現時点で注目している馬たちでした。

      最終的な予想は調教班の相方、つらみと討論した上でTwitter(馬券当てたいん屋)にアップしますので、良ければ見て、フォローやいいねをいただけると嬉しいです。

      ではでは!

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